装着感がかなり良いだけに、音質の平凡さは残念 ~ iDeaUSA ノイズキャンセリングヘッドホン『ANC V201』

※iDeaUSAさんからサンプルを提供していただきました。

Bluetooth対応のノイズキャンセリングヘッドホンです。

ステレオミニケーブルが付属しているので、有線ヘッドホンとしても使用可能。

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平べったくコンパクトになるので、比較的携帯はしやすいです。

ハードケース付きですので、鞄などにも安心して入れられます。

説明書は多言語対応。日本語にも対応しています(若干カタコトですが)。

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イヤーパッドはギリギリ耳が収まる程度の大きさです。

私はどちらかといえば耳が大きいほうなので、大抵の方は大丈夫かと。

側圧はキツからず、緩からず絶妙な強さ。

本体の軽さも手伝って、ちょっと首を振ったくらいではズレたりすることもありません。装着したまま、軽いストレッチも行っても問題ありませんでした。

パッドが柔らかいため圧迫感も少なく、本体が軽いため、首への負担も少ないです。

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もちろんサイズ調整も可能。

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ヘッドバンド部にもクッションが入っています。

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本体には、ノイズキャンセリング機能のスイッチ、USBプラグ差し込み口、進む/戻るボタン、電源ボタン、ステレオミニプラグ差し込み口があります。

ノイズキャンセリング機能は、Bluetooth端末に接続しなくても使用できるので、有線で使うときにも利用できます。

ノイズキャンセリングは、規則的なノイズに関してはかなり効果がありますが、不規則なノイズに関しては、音量が下がる程度で、そこまでの効果はありません。

ただし、これはたいていのノイズキャンセリング機能で同様だと思いますので、このヘッドホンの機能が劣っているということではありません。

 

肝心の音質ですが、低音がよく効いています。弾む感じの低音で、ボワボワ膨らんでおらず良いのですが、低音が効き過ぎて、時々ボーカルが埋もれてしまうことがあります。

音場はそれなりに広く、狭苦しい感じはありません。

惜しいのは解像度で、正直平凡な印象です。音域のバランスも低音~中低音が主体で、全体に少しこもり気味に聞こえてしまいます。

もう少し中域の解像度や、高域の伸びが欲しいところです。

 

フラットにとか、原音に忠実にという要求に応えるのは難しいものの、BGM的に楽しく聞きたいというなら十分です。

決して悪い音ではないので、ポップスなどノリの良い曲は楽しく聞けます。反面、クラシックなど繊細な表現を求められる音楽には、あまり向かないでしょう。

ただ、イコライザーで低音を抑えめに、高音を強めに補正してやると、だいぶフラットな感じに近づくので、そういった使いこなしで対応するのもありだと思います。

 

遮音性は低いので外の音はよく聞こえますが、そのわりに音漏れはさほどでもありません。

とはいえ、満員電車などでの使用は避けた方がよさそうです。

 

一回の充電で20時間使えます。軽量なわりにバッテリー持ちは十分です。

1年間の保証があり、ワランティカードが付属しています。