入門用万年筆のロングセラー 『パイロット ペン習字ペン』
一時、万年筆にはまっていたこともある私が、はじめて買った万年筆。パイロットの『ペン習字ペン』。
私が万年筆にはまるきっかけでもありました。
まだ万年筆なんて触ったこともなくて、でも漠然とした興味と憧れはあって・・・と、そんな頃。
電車の乗り換えで、渋谷の『伊東屋』を通り抜けようとしたときに偶然見つけたのが、このペン習字ペンでした。
← (パイロット ペン習字ペン)
最近は、パイロットの低価格万年筆「カクノ」が、日経MJの2014年『ヒット商品番付』に選ばれたりして人気になっているようですが、このペン習字ペンは、私が知っている限りでも、20年以上前から販売されているロングセラー。
ただ、どこにも「万年筆」とは書いてないんですよね。名前だって『ペン習字ペン』だし。
でも仕組みは立派に万年筆です。もちろん書き味も。
透明な軸と、流線型のフォルムも目を惹きましたが、なにより惹かれたのは、万年筆でありながら500円(税別)という価格の安さ。
そのときは、こんなに安い万年筆があるなんて知らなかったので、ちょっと興奮して、気がついたらレジに立っていました。
← (ペン先 拡大)
書き味は、ニブ(ペン先)が合金で先端も細いため(極細字相当)ちょっとカリカリします。個体差もあるみたいですが。
ただ、細いので日本語の筆記には向いていますし、小さな字でメモをとるときにも便利です。
漫画やイラストを描く際に愛用してる人も少なくないのだとか。
指をかけるところには「ガイド」が付いていて、正しく持てるようになっています。さすが「ペン習字」ペン。
← (ペン習字ペン - キャップを外したところ)
しかし、このペンには、ひとつ弱点があります。
それは、キャップを外した状態で置いておくとコロコロと転がってしまうこと。
一度、机から落として、フローリングに突き刺さったことがあります。
まるでダーツの矢が刺さっているようでした・・・(^_^;)
床に刺さってからも普通に使えています。意外とタフなヤツです(笑)
当初は、黒インクを入れて使っていましたが、いまは写真のように赤インクを入れています。
どことなくクリオネみたい?