心配りが感じられるモバイルバッテリー ~EnjoyBridal モバイルバッテリー『星の光』

EnjoyBridal というブランドの軽量モバイルバッテリー(容量10000mAh )です。

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パッケージはとてもかわいらしくて綺麗。
ロフトやフランフランなどのオシャレ雑貨を扱う店に置いてあっても違和感がないようなデザインです。

 

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それも、ただ綺麗なだけでなく、箱にはしっかりとしたクッションなども入っていて作りがよく、パッケージにも気が遣われています。お金も掛かっていそうです。

女性が企画したもの…かどうかはわかりませんが、女性的なセンスが生かされていると感じます。

 

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付属品には、ソフトな革っぽい素材のバッテリーケースと、猫の形のリングホルダー、USBケーブルが付いています。
バッテリーケースはボタンのところに魚の骨のイラストが入っていて、これもかわいらしい。
このブランド(maoxin)はmaoつまり猫をブランドのイメージにしているようです。
リングホルダーは、リングの部分が360度回転するようになっています。スマホスマホケースの裏に貼り付けて、指を通して持ちやすくしたり、リングを立ててスマホスタンドにもできるようです。

 

なにからなにまでデザイン性を意識して作られていて、一見ギフトにしても喜ばれそうなんですが、ギフトとして考えると、ちょっと使いづらい点が、残念ながら二つあります。

ひとつは中国語がどうかなぁ…と言うこと。
パッケージも中国語なら、マニュアルも中国語と英語だけで、日本語には対応していません。
made in Chinaはいまどき当たり前ですが、日本ではいまも「中国製=安かろう悪かろう」というイメージがありますので、せめて英語だったらいいのになぁと思います。
そしてもうひとつは、そのイメージとも関係しますが、検品が甘いということです。
例えば今回であれば、パッケージを覆うビニールが最初から少し破れていたり、梱包時にバッテリーを保護するペーパーの端が少し切れていたり、筐体の加工にも若干の精度の甘さを感じました。

 

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さて、肝心の本体です。大きさはちょうど5インチのスマホくらい。
これまでのモバイルバッテリーにあまりなかったようなデザイン性の高い筐体で、

素材は樹脂かと思ったら、ラバーっぽい素材が使用されていました。なので滑りにくいです。
それだけでなく、触ってみると、絵のところが少し立体的(凸)になっていて、とても凝った作りになっています。

ちなみに、今回のモバイルバッテリーには『星の光』という名前が付けられています。

このほかにも、無地を含めいくつかのデザインがあります。

 

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バッテリーの容量は10000mAh。私が使っているスマホXPERIA)だと3回程度の充電ができる計算です。
私としては10000mAhくらいが、容量と重量のバランスでちょうどいいと思います。このくらいなら持ち運ぶのもさほど苦になりません。
しかも、180gという重量は10000mahのモバイルバッテリーの中では最軽量の部類で、パナソニックセルを使用しているというANKERと同程度です。

問い合わせてみると、セルはパナソニック製でこそないものの、パナソニックセル同様、高価なリチウムポリマー電池を使用しているのだそうです。だから軽量なのですね。

こういったところにも、デザインだけではない、使い勝手への気配りが感じられます。

 

開封時、バッテリーは空でしたので、充電してから使いました。
充電中は残量に応じて側面のLEDが点滅し、充電が完全に終わると4個のLEDが点灯するようです。
フル充電には5~6時間掛かりました。カタログ値通りです。
残量を確認したい場合には、裏面にあるボタン(メーカーロゴ入り)を押すと、残量に応じてLEDが点灯します。
残量がわかるのはやっぱり便利です。

 

実際に、スマホを充電してみました。
出力はカタログ値で2.1Aですが、充電速度は2Aの急速充電器が1時間で40%充電できるところ、こちらは35%ほどと若干遅い値が出ました。とはいえ、動作中のアプリによっても多少変わりますので、誤差の範囲かもしれません。
ANKERのPowerIQのような機能は残念ながらないようですが、安全機能(過充電、過放電、発熱時、ショート時に自動停止)は備えているようなので、安心して使用できます。

 

充電は500回行えるそうです。
エネループ通常版の1800回と比べると少ないように感じますが、容量の大きなエネループPROも500回なので、容量(軽量化)を優先すると仕方が無いのでしょう。

 

一つ残念だった点は、付属のUSBケーブルを使っていて、USBケーブルを取り外そうとしたときに、ケーブルのカバーの部分が外れてしまったことです。
接着不良のようだったので、接着し直しました。このあたりにも検品の甘さを感じます。

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とはいえ、商品自体はとても気に入りました。
実は今回、モニターとして商品を提供していただいたのですが、だから言うわけではありません。
バイルバッテリーといえば、無骨な印象のものが多いなかで、
「中国にも、こんなにデザイン性の高いモノを作る会社があるんだなぁ」と素直に感心しましたし、作り手の遊び心や意気込みのようなものを感じたので、応援したい気持ちになりました。